本日は愛知県鍼灸研修会会へ参加してまいりました。

木津先生の不妊鍼灸のお話は今までも何度かお伺いしておりますが普段から直接関わることの少ない分野は繰り返し聴くことで理解が深まると実感しました。
改めて不妊治療に関する鍼灸の可能性や効果、レッドフラグなどについて知っておくことで必要とする人に提案したり、適切に医療機関へ紹介する事が出来ると思いました。

柴田綾子先生の講義では、妊婦さんと関わる上でのレッドフラグからイエローフラッグと海外の論文による鍼灸と婦人科系疾患との親和性などについてお話がありました。
産婦人科医という立場から鍼灸師が妊婦さんと関わる上でまずレッドフラグの有無、そしてイエローフラッグに該当する場合直ちに医療機関へ行くように進めてほしいという具体的な内容について話して頂きました。
それだけでなく統合医療と女性疾患、「生理痛（月経困難症）」「月経前症候群（PMS）」「更年期障害」に関して論文を引用してその有効性について話がありました。

医師の立場から鍼灸マッサージの業界についてこうした機会に真摯に向き合って伝えてくださる事は本当にありがたい事だと思います。

お二人とも「きょういく×カフェ」でも繋がっています。

木津先生も講義の中で多職種が集まるワークショップなど課外活動への積極的な参加によって自分の活動の支えになっているという事をおっしゃってました。

他職種から見た鍼灸マッサージ師という職域への視点にもっと興味を持ってそれに応えていくことが個々に求められているのではないかと僕も思っております。

こうした講習会を企画、運営してくださった愛知県鍼灸師会の先生方には心から感謝申し上げます。